ドリフトカーのアクティブサス化 3

本来、ドリフトカーのサスペンションのストロークは、あまり多くなく、10mm
程度で、車高は5㎜あるかどうかです。そのため、サスペンションの動きを本物っぽく見せるには、サスペンションのストロークを減らさないようにしなければなりません。

オリジナルタイヤ

今回、新たに新しい、直径72mm幅15mmのタイヤを作りました。普通のホイルは直径66mm標準で、幅も、26mmと、実車的には超扁平インチアップタイヤ仕様です。今回はサスペンションの動きを際立たせるためと、実際のタイヤ幅に近づけるべく、独自のタイヤを作りました。もちろんこのタイヤは、他の車にも互換性があります。

ハイブリッドサス

今回の目論見である、車高を、アクティブにコントロールさせながら、従来のコイルスプリング+オイルダンパーの機能も、合わせて統合しなければなりません。そのために、ミキシングレバーを用いてダンパー機能と可変車高調機構を統合させます。

フロント側

サスペンションサーボの入力は、俊敏なため、柔らかいダンパーオイルでは、サーボの入力を吸収してしまいます。また、サーボの入力のリアルタイム性もスポイルしてしまいます。そのため、700番のダンパーオイルに、さらに#100,000番のデフ用シリコンオイルを少し加え、さらにビスコシティをあげます。スプリングの硬さの変更はしません。

リア側

サブミッション

今回のプロジェクトの目的は、市販の、シャーシに、工具を用いた改造をすることなく、純正部品を交換するだけで、ハイブリッドアクティブサスペンション化することを目的としています。

今回選んだシャーシは、Yokomo のドリフトパッケージです。少し古いシャーシですが、入手性もよく、新しい試みのためのプラットフォームには最適です。

パーツ構成

Yokomo のドリフトパッケージであれば、標準でも、PlusでもTypeCでもそのまま、使える互換性を持たせました。なぜ、いま主流の2WDモデルにしなかったかというと、ステアリングジャイロを使いたくなかったためです。

今回のプロジェクトでは、MPU6050 6Dof ジャイロを用いて、姿勢制御に用います。ドリフト用のステアリングコントロールは、姿勢制御の一部なので、将来的に、一つの’ジャイロで、サスペンションとステアリング制御を統合することも考えています。

3Dプリントパーツ以外は、すべて、ホムセンやアマゾンなどで入手可能な部品ですので、ご興味がある方は、是非このプロジェクトを共有出来たら幸いです。

サスペンション駆動用サーボの搭載
ミキシングアームとサーボのリンケージ

問題が発生

今回のコロナ禍の影響で、物流が停止していて、制御unitが、もうしばらく足止めされています。いつになるかは全く未定ですが、ヨーロッパの物流は、しばらく先が読めません。

どのようなボディがいいか?

せっかく、AWDですし、ドリフトカーの様な車高が低いボディーだと、動きがわかりずらいので、それらしいボディを探したいと思います。

アクティブサスプロジェクト

ドリフトカーのアクティブサス化 1

ドリフトカーのアクティブサス化 2

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