HX115HDキャノピーの仕上げ

前回、PETGで3Dprintした、キャノピーですが、積層痕を消すために、水研ぎをしました。積層痕がなくなるまでの水研ぎは、結構時間がかかります。

PETGが、固い素材で、簡単に削れていかないということです。1000番まで研ぎすすめて、思いました。

素材がかなり光を透過するので、サーフェイサーを塗ってさらに表面を滑らかにしようとすると、サーフェイサーの色で濁った発色になってしまいます。

光がかなり透過する

さらに、PETGは有機溶剤に弱いので、塗装は、素材のフィラメント色を生かしたクリアーコートにすることにしました。

クリアーコート

もちろん、クリアーコートもラッカー系の塗料は使えないので、アクリル塗料で行います。最近は、模型店が減って、塗料の入手も、amazon頼みな現実ですが、家電量販店の、ミニ四駆コーナーに、意外と潤沢にカラーが取り揃えてあります。

タミヤのアクリルクリアー X22番を筆塗しました。薄める必要はありませんが、最初は、積層面に対して平行に、次に垂直にと、重ね塗りをしていきます。

アクリルカラーは水性なので、乾きが遅いですが、じっくり時間をかけて塗ることで、素材の色を生かした光沢クリアコートができていきます。水性塗料は、湿度が高いと白濁したりすることがありますが、ここも時間をかけてゆっくりと仕上げます。

ビス穴等

ビス穴などは、STLファイルで、すべて整っているので、それに合わせて、VTXを固定し、フレームにねじ止めして終了です。

ネイルサロンで、塗ってもらったような光沢と、HX115HDにオレンジという組み合わせが、新鮮で、なかなか気に入っています。

STLファイルの編集

STLファイルは、ポリゴンメッシュ化されたファイルなので、それをCADに読み込んで、再編集することは、かなり骨の折れる作業になります。単に、穴をあける作業にしても、大変な労力と、ある程度のCADの知識が必要になり、もしそれを、考えるのであれば、0からデザインするほうがよほど早く、簡単な作業で済みます。

メーカー頒布のSTLファイル

これらのファイルは、あくまでも、顧客へのパーツサプライサービスの一部であり、そのファイルを、二次編集したり、印刷して販売する行為は、法的に問題のある行為である可能性が高いですが、それでも、メーカーのサービスの範囲内で、マテリアルを変えてみるなど、楽しみ方が増えるのは、ありがたいです。

リンゴ飴の様な光沢!

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