PrusaM3s 組み立てレビュー 4

Prusa M3s part4 エクストルーダーの組み立て

IRフィラメントセンサー

prusaMk3Sから実装された機能です。ネオジウム磁石を使って、フィラメントを押し付けるメタルボールと、メタルボールの位置を検知するIRセンサーからなる仕組みです。

ネオジウム磁石は、磁力が強力なので、お互いに引き付け合って、衝突して割れることがあるので、SDケースに入れてしっかり管理しましょう。

ホットエンド

ホットエンドは既に組み立てられていますが、熱電対のワイヤーが華奢なので、断線などが起こらないように丁寧に扱う必要があります。

エクストルーダー

は、2つのBondtechギアで、挟んで、フィラメントをhotendに強力に押し込む仕組みになっていて、よくある片側だけBondtechギアで、反対側をベアリングで圧着させている形式ではありません。Hotendの圧力を高めて、エネルギーを蓄積し、ノズルから出た後に発泡させるフィラメントもあるので、この機構は大変評価できます。

ステッピングモーターにhotendマウントを取り付け、Bondtechギアを取り付けていきます。特に難しい箇所はありませんが、hotendの向き、配線の丁寧な扱いに注意が必要です。
Xaxisキャリッジなど、補器を取り付けていくのですが、重要なのは、各種ケーブルの取り回しです。ケーブルの長さは、あらかじめ調整されていますが、細い線もあり、パーツに挟み込んでしまったりすると断線のリスクもあります。

すべてのワイヤーは配線ダクトがあらかじめ作られているので、それを利用して、丁寧に処理を進めていきます。

エクストルーダーのマウント

エクストルーダーの組み立て作業は、綺麗な、断線のない配線の取り回し作業につきます。エクストルーダーの組み立てが終了したら、あらかじめ組み付けてあるX軸に取り付けをします、ワイヤーの処理をして、X軸の上の二つのスライドベアリングにエクストルーダーをひっかけて、タイラップで固定します。

タイラップ2本で不安になるかもしれませんが最後にバックプレートを取り付け、二段目のX軸ロッドのスライドベアリングとともに固定されますので心配無用です。

エクストルーダー駆動ベルト

ベルトの長さは、最終調整しますが、組み立てマニュアル通りに組付けモーターを固定する3本のスクリューで最終テンションを決定します。ベルトがスキップしたり、変形しない程度で丁度良いテンションです。最終的に余ったベルトはトリムします。

テンションが決まったのち、プーリーをモーターシャフトに固定します。付属のプライヤーでモーターシャフトを挟んで、簡単に動かせることが出来たら、問題ありません。

エクストルーダからの配線取り回し

エクストルーダキャリッジバックから配線の取り回しをします。ナイロンフィラメントを骨にして、ケーブルをまとめていきます。注意することは、常にマニュアル通りに、ケーブルを”編み込んで”行けば、長さもぴったりに、しなやかにまとめることができます。編み物だと思って、気長に頑張りましょう。

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