RWDドリフトカーのアクティブサス化

AWDシャーシでのアクティブサスペンションにハマってしまい、ついにドリフトの王道となったRWDシャーシをアクティブサスペンション化しました。ベースとなるシャーシは、MSTRMX2.0という、北米ではYokomoYD2とシェアを二分する台湾のメーカーのシャーシです。非常に軽く、秀逸なデザインで設定自由度も高いので、このシャーシを選びました。

AWDのパワーで作り出すドリフトとは全く違うRWDの魅力にハマりそうです。

今回のkitの特徴


今回、アクティブサスペンションのConversion kitを作るにあたり、部品点数の削減、信頼性の向上を念頭に置きました。ABSは出力に、ちょっとしたコツが必要ですが、ABSで出力した部品のおかげで、信頼性も向上しています。

電装品によって車のキャラが簡単に変えられる


わかったことは、ドリフトシャーシの場合、いくらシャーシのマテリアルにお金をかけても、走行特性を決める要素は、サーボやESC,ジャイロによるところが大きいということです。それに加えて、アクティブサスペンションでは、サスペンションの特性も、ジャイロで人工的に作る出すので、もう、アルミやカーボンなどの高価な削り出し部品は、不要な気がしてきました。

電装品用にUBECを搭載。

サスペンションを、常に必要に応じてサーボで動かすために、専用に電源が必要です。

車載コントローラーは、バッテリー直の電圧に対応できますが、サーボは、すべてにロードがかかった場合4A程度の電流が流れます。そのため8AのUBecを使ってサスペンションサーボを駆動します。電圧は、熱問題もあるので6Vで充分です。

18650Cellを使っている場合は、これで1時間近く十分走ることができます。

RWDのキモはステアリングジャイロと高速デジタルサーボ


この組み合わせで、シャーシの走行特性が決まります。また、モーターも、センサードブラシレスが必須条件です。

タイヤはほとんどグリップしないので、普通にステアリングを切っても、曲がりません。この辺はAWDシャーシと全く異なります。

では、何故舵角を大きくとれるようにしているのでしょう。それはターンのきっかけを作るために大きな舵角が有益だからです。きっかけができた後は、スロットルでステアリングをコントロールします。もしジャイロが無ければ、車は簡単にスピンしてしまいます。スピンを起こさないようにジャイロがカウンターステアを当ててくれるのですが、この点で、ジャイロとサーボの性能が走行性能に大きく作用します。ジャイロとサーボがある程度の性能の物であれば、かなりやばいシャーシでも真っ当に走ることができますが、その逆であれば、コストコのお買い物カートのフロントキャスターのように、常に前輪がピロピロした動きになって、継続的なカウンターステアは実現できません。

MST RMX2.0は大変良いシャーシです。値段もyokomoYD2に比べ割安なので、興味のある方は是非お試しください。

このリアルな挙動がたまらない。

ActiveSuspension

今回は、よりリアリティを出すために車体の動きが大袈裟になるよう、サスペンションを設定していますが、グリップタイヤを履いた、クルージングカーで、遠心力によってトラクションが少なくなるタイヤに荷重をさせるセッティングにしたら、コーナリングスピードの限界値が上がるかもしれませんね。

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