PrusaM3s 組み立てレビュー 2

Prusa M3s part2Y軸の組み立て

フレーム

早速、組み立てマニュアル通りにア行を進めていきます。Z軸の骨格となるフレームにアルミの押し出し材を組付けていきます。

プリンタの前面、後面で、押し出し材の取り付け場所が違うので、注意していきましょう。

Z軸フレームのPrusaとエンボス加工されている面が前面です。前面は、長い押し出し材を内側に、短い押し出し材をねじ止めします。

この様なフレームは、まず、80%くらいまでボルトを締め、定番上で、狂いが無いように全体的に対角線上に締めていきます、そうしないと、フレームの狂いが発生します。時間がかかりますが、少しづつ全体的に締めめていくのが、重要です。すべてのボルトが締まった段階で初めて、指定の締め付けトルクで、完全固定とします。

現在のキットは、すべて新型の電源が付いているので、電源固定用のホルダーは、プリンターの後ろから見て左側の横側にあらかじめスライドインさせておきます。

フレームの狂いのない組み立てを確認したら、ゴム足をフレームにつけましょう。

Y軸ロッドの取り付け

この作業は、難しくありませんので、さっさと片付けましょう。Y軸には作業テーブルがマウントされますので、作業テーブルが往復するレールと、ベルトシステムを組付けて、ステッピングモーターを組付けます。

すべての駆動用プーリーはベアリングが入っています。ベアリングがスムーズに回転するように、それぞれ、締め付けトルクに注意して組み立てていきます。

すべてのモーターには、何軸用のモーターなのか、明確に刻印がされているので、モーターを間違えないように正しいモーターを使って組み立てていきます。

プリントアウトされたパーツは、締めすぎると、パーツがつぶれるので、締め付けトルクは、細心の注意が必要です。

Ycarriageの組み立て

Y-Carriageにスライダー用の特殊なベアリングを取り付けていきます。このベアリングは大変繊細で、取り付けには、細心の注意が必要です。Uボルトを使って取り付けていくのですが、この締め付けトルク調整が、大変シビアです。

根気強く適正になるように調整して締めていく必要があります。マニュアルでは、一度手回しで、止まるところまで締め付けたのちに、そこから90度締めるという指示がありますが、とにかく、滑らかに動き、且つ、スライドベアリングが、Y-Carriageにしっかり固定されるトルクで注意深く締めましょう。

Y-Carriageをレールごと、フレームに固定しますがレールのアライメントも、ボルトを緩めておいて、キャリッジを動かしながら、ボルトの締め付けを調整します。

Y軸モーターの取り付け

モーターのシャフトには、Dカット加工がされているのでそこにセットスクリューが当たるようにプーリーのポジションを調整します。プーリーとモーターの間には、わずかなクリアランスが必要です。

Y-Carriage駆動用ベルト

Y軸組み立て工程での最も重要な部分です。ベルトは、完全な長さであらかじめカットされているので長さの余裕がありません。正確にマニュアル通りにYベルトホルダーに取り付けます、Yベルトホルダーに対し、ベルトの歯の向きを注意しましょう。

ベルトのテンションは、大変重要です。テンションが弱いと、ベルトの歯飛びやY軸の遊びに繋がり、強すぎると、Y軸モーターのロードが大きくなりすぎて、不具合の原因となります。

付属のプライヤーで、モーターシャフトを挟んで、特に力まなくても、モーターシャフトが回すことができ、且つ、Yキャリッジが動くかどうかを確認する必要があります。

コメントを残す