5Gについて

新しいiphoneが発表になりましたね。今話題の、5Gは、しばらく搭載されないようです。個人的に5Gは、スマートフォンの市場規模が、ある程度飽和して、端末の発売が頭打ちになったための打開策だと思っていて、各社がプロモーションで使っている、うたい文句ほど、市場に与えるインパクトはないのではないかと考えています。

5Gはそんなに魅力的ではない

実際問題として、いま5Gを使える環境がファンタジー。iphone11もまだ5G機能を搭載していないし、そもそも、使用する周波数帯が、従来と違いすぎて、インフラの整備には相当時間がかかると考えている。5Gサービスが一般化してもWifiやBluetoothのための機構は搭載され続けることも間違いなく、特に端末の構造が合理化されるわけでもない。

一般に5Gは30Ghz付近の周波数を使うとされている。電磁波の性質は波長が短くなればなるほど、光の性質に近くなる。そのために1つの中継器のカバーエリアは見通し距離で150m程度とされている。

光に近い性質

光に近い性質とは、日陰も木陰も多い!陰には、電波は届かないということだ。見通し距離で150mしか届かない電波を、物陰に関係なく良好に受信するためには、どれだけの中継器が必要なのか?これは、完全にマーケティング戦略の変更だ。端末の市場は天井が見えてきて、先細り。では超高速をうたって、中継器を大量に販売しよう! まさに、ニコラ・テスラに多額の投資をして、貸しはがしたJPモルガンのやり方をほうふつとさせるではないか。

光のようにふるまう電波とは、どういうことか?艶消しのモノには吸収され、光沢のあるモノには反射する。具体的には、水や壁、木の葉のことだ。デジタル通信は、電波の質が悪くなると、次第にFPVのように砂嵐が激しくなるわけではない。パケットロスが増えて、解像度がどんどん落ちて、最後は、意味不明モザイク画像になってしまう。また、水分による電波の減衰は、ただでさえカバーエリアが狭い中継器を余計に増やす原因となる。おなじみのアメダスの気象レーダーは5.2Ghz、5.3Ghzを使っている。電波が水分に当たって熱に替わり、どれだけ減衰して、帰ってこないかを計測しているにすぎない。 30Ghz帯だと、湿度によっても影響を受けるだろう。

ビームフォーミングのウソ

新しい中継器はフェイズドアレイアンテナによって、端末の方向に電波を送受信し、ブラインドスポットができないって話をよく聞く。マルチパス(乱反射した電波)と出力の弱い電波をどのように見極めるのか?また、何台までの端末を同時処理するかは、中継器に積まれたプロセッサのハードウェア能力に大きく依存する問題であり、中継器を端末のように、毎年換装していかなければならないビジネスモデルにうまみがあるとも、おもえないのだよ。

4K、8Kのウソ

ネットフリックス等の、サブスクサービスで、今後4K8Kが主流になっていくという話がある。しかしながら、このようなOTTサービスの、クライアントはiphone50%、ipad29%、android11%その他、10%と、Vimeoが分析している。

現に、このBlogのユーザーも75%がモバイル端末なのだ。しかし、モバイル端末で、4K以上表示できる端末は、需要があるだろうか?今のスマホサイズで、4kの解像度だったら、表示文字が小さすぎて、逆に使いにくい。ということは、4K、8Kを見る条件と、5Gとは全く関係ない話なのだ。

また、Netflixなどの多くのOTT動画ストリーミングサービスは、(ネットトラフィックの、上位を占めるこれらの情報をOverTheTopという)HLSエンコーディングされていて、3Gだろうが4Gだろうが5Gだろうが、回線の帯域に合わせて弾性的に画質を自動調整して配信されているため、ユーザーエクスペリエンスが劇的に向上する余地はほとんどないのだ。

何がメリットなのか?

一般ユーザーにとって正直ほとんどメリットはないと考えている。3Gは2022年の停波に向けて着々と帯域を絞り、サービス範囲も絞られている。すでに3Gでは、Twitterの文字が降ってくるのも遅くなってきている。ただし、これはCDMA1の仕様による遅さではなく、停波に向けた意図的な帯域制限だと思っていい。キャリアが帯域制限さえ、していなければ、現在でも、普通に使うことができるだろう。

大容量低レイテンシー

これが、5Gの凄いところのように誰もがいうが、心の汚れてしまった私は、普通のユーザーにとっての恩恵よりもむしろ危険性しか思いつかない。

エアドロップ痴漢
論理的には、こんな、おおらかな、お戯れどころか、すれ違いざまにカメラロールや、コンタクトリストなどを、すべて抜けるポテンシャルを持つ。
例えばこんなことは、容易に想定できるが、国家が戦略的に警戒しているのは、軍事利用を警戒してのことである。

超高速巡航ミサイル

次世代極超音速ミサイル 産経新聞記事へのリンク


例えばこのようなマッハ7-10以上のスピードで飛んでくる飛翔体の、最終弾頭誘導手段はどう考えられるだろうか。ロシアも同様にこの種の新しい兵器体系を確立しつつあり、新しい戦略的攻撃手段として急速に開発が進んでいる。超低レイテンシーで、弾頭に最終誘導座標を送らなければマッハ10だと1秒で3.4kmも進むため、高い半数必中界が維持できないのである。この種の新しいい兵器の特徴は、極超音速でありながら、発射後も最終誘導座標を変更できる。つまり、目標付近で目標を変更可能なことが、従来兵器と決定的に異なる、脅威を生んでいるのだ。Huaweiの5G設備を防衛上の理由でキャリアに採用させない意図は、まさにここにあるのだ。

Swarming

何も障害物のない空に対しては、大量の中継器が極めて有効に機能する。大量のドローンを戦闘機からデプロイし、5G回線経由でコントロールされる可能性がある。渋谷の交差点にスズメバチの巣を落とされるようなものだ。

実際の映像

実際にNTTグループ会社からDSM(デジタルサーフェイスモデル)データを中国に売った男が逮捕されている。
中国へ転売の3D地図 産経新聞

上記にも述べたように5Gには大量の中継器が必要になり、町中にいたるところに設置する必要がある。そんな機器にバックドアが付いていて、極超音速誘導兵器や、swarmドローンの最終弾頭誘導に使われないという保証はどこにもなく、むしろ、この5Gのインフラなしには実用化しないという恐ろしい現実をここに書き留めておきたい。

4K8K動画とか、VR酔いのないゴーグルとか、おもちゃの性能アップのための技術ではないのだ。

まとめ

5Gなんかどうでもよい。その前に早くiphoneXsのデュアルsim機能をActivateしてくれ!
また、究極の低レイテンシー通信は、量子テレポーテーション通信であり、解読不能の暗号化などすべてを実現可能だが、この点でも中国が1200km間の通信に成功している。

2018年12月、中国は月の裏側に調査船を着陸させたが、月の裏側の無人ローバーを動かすためには、中継衛星が必要であり、地球と中継衛星間は、もしかすると量子テレポーテーション通信技術が使われているのかもしれない。

ただの月着陸ではない BussinessInsider 記事

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