フリースタイルと言えば。

アーマタン・カメレオンのレビュー

いやはや、JustFiveInch!で、初の5インチ機ですよ。たはは。

ArmattanChameleonです。低重心で、CGが絶妙な位置にあり、バランスの良いレイアウトで、高画質な動画を、撮影させることに特化したフリースタイルの代表格です。 カメラ用金属ケージをはじめて採用した機体であり、デザイン的にも、とても気に入ってます。FPV用カメラとアクションカメラの迎角をそれぞれ設定できます。個人的趣向ですがレースには全く興味がないので、必然的にArmattanのフレームに惹かれました。

レイアウトはフリースタール特有のものですが、とてもよくできたフレーム構造になっています。重さなどは、多くのサイトで見ることができますので割愛します。Armattanは常識の範囲内であれば、フレームの損傷(ラミネート剥がれや折損)の永久保証がついています。正規の手続きを経て、保証が適応されると交換パーツを得ることができます。

モーターのフロートマウント

ラバーマット

この機体が出た当時、モーターを直接マウントするのではなく、ラバーマットを介してモーターを搭載するのが流行っていました。振動からFCを分離するために、FCがソフトマウントされ始めた時期でもあります。

ラバーワッシャーとテーパードワッシャー

私はモーターの振動を完全に分離すべく、上記のようなラバーワッシャーとテーパードワッシャを使って、フローティングマウントし、より完璧な振動の遮断を狙いました。

フローティングマウントしたモーター

しかし、自動車のサスペンションブッシュと同様、ラバーシートとラバーワッシャーは劣化が早く、その弾性が短時間に変化していくため、今回、この機会にノーマルのマウントに戻しました。

引きはがしたラバーマット。もはやパッキパキ。

考えてみればカーボンシャーシも、元々ある程度の弾性を持っており、必要、十分なようです。また、Betaflightも4.x世代に入り、よりソリットなシャーシで、フレームの弾性で吸収できない、細かい有害振動はソフトウェア上の フィルター で取り除くことが主流になってきました。

ローデッキ&金属カメラケージ

前景 白いナイロンスタンドオフは後付け。

この機体の魅力は、なんといっても特徴的なこのカメラゲージでバッテリーデッキは大変低い位置にあるのがわかります。

Armattanの30A ESCDS 600

CameleonのFPVカメラの設定アングルは大変広いです。次世代モデルはカメラケージの補強用スタンドオフがカメラの下を通るようになるため、25度以下の設定はMARMOTTEまでできなくなってしまいます。

ESCの電力ワイアはキーエンスのシリコンワイアに交換してあります。同じゲージ数で三倍の密度の銅線が使われている、RCカーにはおなじみのシリコンワイアですね。

DYSf4A.I.O

FC

今回DYS F4A.I.Oを使ったのですが、配線中に、4番モーター用のPWMパットが、ぽろっつと基板からはがれたんですよ、配線と一緒に!がーん!写真のS4パットです。怒り任せに、ワイヤーを外した時にS3のパットもぽろっと、剥げました。

このFCはパッケージの立派さのわりに、基盤の品質があまりよくありません。簡単な取説はカラーコピーで、判読不能。ネットで画像検索したらいろいろなところにオリジナル配線図が乗ってます。

今なら、別な空いてるピンにリマップすれば済む話なのですが、そんなスキルがなかったのでもう一枚、同じFC買いました。。
まあ、今はこれはこれで、試験やFC書き換え用母艦として使ってるので良しとしよう。。

Cameleonのフレーム

4mm厚のモノフレームです切削の精度も高く、切削面もきれいです。

ケージとメインフレームの接続

この機体は、大変評判が高いですが、このケージとフレーム接続に2.5mmという細いscrewを使っていることが構造上の欠点として挙げられ、以後のフレームではこの点が改良されました。screwが折れたりすると、特別なツールが無ければ終了ですからね。カメラゲージはアルミニュウム製です。大変丈夫ですが、直撃した場合は、持ちこたえられません。

RXのアンテナをうまく配置するための切削加工されたカーボン部品(option)で90度アンテナだしができる。

Oomphモーター

oomph2206/2300kv

モーターは日本製ベアリングを採用した、とてもスムーズなモーターです。このモデルは残念ながら販売が終了しています。特徴的なのはスピンナーロックで、シャフト内のネジとテーパードワッシャーで固定します。このネジは回転方向により正ネジ逆ネジとなっており、無くすと悲惨です。初期のころ、スロットルが滑るような症状が出て、原因を探った結果、このネジが十分締まっていなかったために、モーターシャフトとプロペラが滑っていたことがありました。

ホントはプロップアウト設定にしたいのですが、このスピンナーロックのせいで、モーターの回転方向が決まっているため、モーターの引っ越しが面倒なので、プロップイン設定のままです。。

飛びっぷり

まだ、モーターフルフロートマウントになっている!

実際に飛ばしてみるとBFのデフォルトまっさら設定で、とてもスムーズです。各舵も思った通りに決まります。4Sで必要十分なマニューバビリティを発揮します。俊敏さをあげるには十分なマージンがあるのでかなりパキパキな設定まで上げられます。GoproでTheフリーフライトな映像を撮りたいのなら十分デフォルトで行けます。

4Sでの飛行

さて、Armattanとは

Armattanは台湾に本拠地を置くメーカーで、カーボンの質、メタルケージの加工の質の高さで定評あるメーカーです。日本は近いので、3~4日ですぐに届きます。送料も大変良心的です。

おなじみArmattan封筒
こんな感じで届きます。

いつも、封筒には、何かのグミキャンディが入ってくるのも、いい感じ。近くBF4.04にアップデートしたら、Dumpを公開するかも。

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