あのフリースタイル機

Martian215 のレビュー

そう、誰もが知っているあの人の愛機、impulseRCのAlienですよね。

とてもベーシックなレイアウトなんですが、アームがボトムプレートの上に配置され、プロペラの配置が、丁度、機体の丁度真ん中あたりで推力重心が来るようになっていたり、バラバラの4本のアームを敢えてボルトで接続し、アーム同士が機体のセンターで組み合うことで、とてもソリッドなカーボンフレームとなっていながら、アーム1本だけでも交換できる優れた設計になっています。また、カメラは専用のカーボンプレートでしっかりホールドし、角度も調整することができます。

Alienクローン Martian215

やはりオリジナルを設計したデザイナーに敬意を表すためにも絶対に本物を買うべきなのですが、値段が4分の1で、、、すいませんホンの出来心なんです。。Armattanとの違いを知りたかっただけなんです。。

お笑いのサンプル写真

そこで、このクローンフレームを、、、罪悪感。このサンプル写真、前後逆だし、ボトムプレートの下でアーム組んでるし、、パクるツボが全く分かっていないサンプル写真です。

カットの意匠は全く同じですが、切り出すビットが消耗してるのか、かなり荒れてました。が、一応カーボンだと思います。値段が値段だけにフェイクカーボンもありうると思ってましたが、まあ、本物っぽいです。フェイクカーボンは、いろいろありますが、低発砲ウレタンをカーボンシートで挟んだものをよく見ます。

フェイクカーボンの例 わざわざ色ついてるところ

フェイクカーボンの、下の下グレードは、カードボード(紙)をカーボンシートで挟んだ物すらあります。まあ、あの国、段ボール好きですからね、あるあるです。

しっかりしたカーボンアームです

積層もしっかりしてて剥離もとりあえずありません。このフレームはとにかく格安で組みました。

RaceStarBR2305Sホローシャフト

プロペラのスリップ止めが、投げやりです(笑 一応回転方向が決まっていて、回転方向と逆のスピンナーナットがついています。作りもしっかりしています。

FC OmnibusF4V2

おなじみの、テキトーボードです。F4V3とかF4V2.1とかFilip32とか、亜種がいっぱいいる、有名なボードです。この機体組み立てるために2枚死にました。1枚はBECが焼け、もう一枚は、USBプラグが、ぽろっともげました。

いろいろなフォーラムでも同じような例が、出るわ出るわ。とにかく、名前の違う兄弟が大量に存在するだけに、世界中で流通量が違います。各フォークバージョン毎に詳細なスレッドがあり、情報で困ることはないでしょう。しかし、クオリティは??です。

パッケージを開封したらまず、ガラス用エポキシ接着剤でUSBプラグ近辺を固めろというアドバイスがあるくらいです。しかし、非常に楽しめる、勉強になるボードでした。BMP280という気圧センサーがついているので、Inavを乗せてFixedWingで使う人が多いです。おかげでリソースのリマッッピングとかOSD不具合の対処法など、貴重なスキルが身に付きました 多謝!

結局いろいろ遊んだのですが、これ、果たして空中で信頼できるのか?ということが気になり始め、結局Matek405CTRという、無難なFCを使うことにしました。フレーム安いからって調子に乗って、FC3枚も買ってしまった。。オリジナルフレーム買えるじゃん。。

Matek405CTR

定番の良くできたA.I.Oボードです。DYSのFCのようにポートのpadが基板からはがれることもなく、websiteにも解りやすいチャートが載っているので、この後Matek党になってしまいました。(WebsiteはSSL非対応です。ファームウェアもダウンロードできます。いいんです)

オリジナルに忠実に

オリジナルのデザインコンセプトを忠実に守って

ボトムプレート>各アーム>補強プレート>パワーディストリビューションボード

の順に組むのですが、今回はMatekのF405CTRを使うのでパワーディストリビューションボードは使いません。

ボトムプレートと補強プレートで各アームを挟む(本物にはこの隙間はない。下図参照)
本物のアーム勘合部これでどれだけ剛性upしているか!。この部分、すっぽり割愛!!

ボトムプレートとトッププレートが結構離れているのですが、このレイアウトのおかげでプロペラの回転面が重心近くにかさ上げされます。

ナットが本物と違って安っぽい

フライトインプレッション

とても快適で安定感があります。

pidsはデフォルトです。プロップイン設定で、レートプロファイルもデフォルト状態です。
Chameleonと比ると重心が高いのですがとても軽快です。まあ、FCがほぼ空力的な差異を吸収してしまっているのでね。acro/Airモードではホントに癖がなく、とてもいい機体です

下から見るとほんとにAlienそのもの!

まとめ

とても飛ばしやすい機体なのですが、スタンドオフやネジのクオリテイが、お値段相応です。
誕生以来、ほとんど変わらないデザインですが、さすがと思うほど、シンプルで、コンセプトのしっかりした機体です。

残念なのは、オリジナルでは、各アームが互いに接して、合成の向上に寄与しているのに、その部分を、カットして、短いアームになっているため、オリジナルの持つソリッド感が出ないところでしょうか。見えない場所こそ、重要なのに、見えない場所だから省略。(中華風)

クローンの是非はありますが、クラッシュしてもいいお値段なので、練習には最適な機体です。ArmattanかAlienかは、好みの問題ですが、Armattanに比べて、空間に余裕があるので、VTXやRX、アンテナの配置は明らかに、やりやすいですね。

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